2020年12月31日。
CUBEエンターテインメントは、イルフンがBTOB(ビートゥービー)から脱退することを正式に発表しました。
魔の7年を乗り越え、メンバー7人全員で再契約を行ったBTOBから、まさかの脱退メンバーが出てしまうことはKPOP界にとっても衝撃だったと思います。
今回は、イルフンの不祥事の内容と、脱退理由についてまとめてみました。
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BTOB(ビートゥービー)イルフンの不祥事とは?
イルフンは2012年に、BTOBのメインラッパーとしてデビューを果たしました。
BTOBファンの総称は「Melody(メロデイ−)」と言い、「BeatとMelodyが合わさって、初めて素敵な音楽になるから」という理由からイルフンが命名したものです。
脱退の同年5月、イルフンは自身のインスタグラムを通して、グループ最後の軍隊入隊を報告していました。
メンバー全員の除隊と完全体でのカムバックを待っていたMelodyを驚愕させた、イルフンの不祥事とは一体何だったのでしょうか?
イルフン摘発報道
ことの始まりは2020年12月21日に、イルフンが大麻吸引の疑いで警察に摘発されたと報道されたことでした。
番組によると、イルフンは4,5年前から昨年頃まで、知人らと共に複数回の薬物使用があったようです。
毛髪検査でも麻薬成分が検出されたとあり、この時点でイルフンが麻薬を使用していたことはほぼ間違いないといった状況でした。
また、麻薬の取引に仮想通貨を使うなど、警察からの操作を逃れようと綿密に取引をしていたことも判明しました。
知人らと共に麻薬を購入した額は、およそ1億ウォンを超えると見られ、大量の麻薬が流れていたようです。
入隊時期への疑惑
同時に、イルフンの入隊時期に関しても「警察の操作を逃れるための入隊だったのではないか?」と、疑問を持たれるようになってしまいます。
というのも、イルフンが入隊した時期は、既に大麻吸引に関する警察の調査が始まっており、警察からの取り調べが行われていたからです。
7月に検察への送致される予定となっており、その直前の5月28日に入隊したイルフンの行動は「逃避入隊」であると避難される結果となってしまいました。
これらの報道を受け、CUBEエンターテインメントは公式に謝罪コメントを発表します。
事務所側としては、「イルフンが麻薬を使用していることは知らなかった」「入隊の時期が変わったのは、コロナウィルスの影響であり、摘発とは無関係である」ことを明かしたのです。
Melodyの思いとは?
応援していた彼が、隠れて薬物に手を染めていた事実を受け入れられられず、拒絶してしまうファンも多くいました。
次第に、イルフンに対して脱退を求める声も出始めてしまうのでした。
BTOB(ビートゥービー)イルフン脱退に至った最大の理由は?
イルフン脱退の決定打となったものは、「ファンの気持ち」が大きいのではないかと考えられます。
ここからは韓国のファンダムについても触れながら、イルフン脱退の背景を探っていきましょう。
BTOBギャラリーの声明文
イルフン摘発報道の翌日、韓国のファンコミュニティ「BTOBギャラリー」が声明文を発表しました。
その内容は、いかなる理由があっても決して今回の件を容認出来ない気持ちであることを打ち明けると共に、イルフンの脱退を強く要求するといったものでした。
更には、イルフンの脱退が叶わなければ、今後BTOBの音楽を決して受け入れないことを宣言するとも記されており、穏やかな内容ではありません。
ですが、デビュー当時から応援し続け、共に歩んできたファンにとって、今回のイルフンの行動に裏切られたと失望してしまう気持ちも理解出来ます。
また、イルフンの存在によりBTOBの名誉が傷つけられることを避けたいといった願いも込められていました。
存続を願う声
これに対し、海外ファンたちの間では7人でのBTOB存続を望む声も囁かれ、日本人ファンが海外ファンに向けた署名サイトを立ち上げます。
(キャンペーンは終了していますが、現在もページは残っており、7人での存続を望む想いを確認できます。)
サイトを立ち上げた理由として、韓国ファンダムにおける「疑わしきは排除せよ」といった風潮があることに触れています。
実際、過去に麻薬疑惑をかけられたKPOPアイドルが脱退に追い込まれ契約解除にまで至ったものの、蓋を開けてみたら潔白だったという出来事が起きているんです。
いかに韓国のファンダムや世論が持つ影響力が大きいかが分かりますよね。
今回のイルフンの場合は疑惑ではありませんが、BTOBは海外でも活動しているアイドルであるため、海外ファンの声にも耳を傾けてほしいという思いを込めて、このサイトが開設されたようです。
ですが、思いは叶わず12月31日に正式にイルフンが脱退することが公式発表されることとなりました。
犯した罪の大きさゆえの結果でしょうが、有能なアイドルがこのような形でグループを抜けるのは、とても悲しいですね。
まとめ
今回は、BTOB(ビートゥービー)メンバーのイルフンの脱退理由と不祥事の内容についてご紹介しました。
実は、韓国芸能界には、イルフン同様に麻薬利用の摘発を受けて、表舞台から姿を消した人やグループを脱退した人が他にもいるんです。
KPOPアイドルとして輝かしい舞台に立つ反面、彼らの抱えるストレスは私達の想像出来ない程に重くのしかかっているのかも知れません。
どうか二度とこのような悲しいニュースが出ないよう、祈るばかりです。