イカゲームで主役のギフン役を務めた俳優イ・ジョンジェが第28回全米映画俳優組合賞へ出席するために2月23日に韓国を出国することが明らかになりました。
Netflixで配信されているドラマ「イカゲーム」は、全米映画俳優組合賞の授賞式でテレビ部門の最高賞となるアンサンブル賞を含め、男優主演賞、女優主演賞、スタント・アンサンブル賞まで計4部門の候補に上がっています!
イカゲームは泥臭さやずるがしこさなど人間味があふれるところが見どころだと評価されています。
そんなイカゲームでこの人間味に翻弄されたパキスタン人アリについてご紹介します。
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イカゲームのパキスタン人のアリはかわいそう?
イカゲームに出てくるアリとは?
イカゲームに出てくるアリはインド出身の俳優アヌパム・トリパティが演じています。
アリは背番号199番で、奥さんと小さい子供を抱えながら工場で働くパキスタン人です。
ゲームに参加した理由は、勤務先の工場で給料が支払われなかったため、金銭的に困ってしまったからです。
アリは多数決でゲームから一度解放された際、勤務先に向かいました。
勤務先の社長に「国に帰りたいので給料を払ってくれ」と再度頼みますが、社長はいっさい払う気がなく取り合ってくれません。
アリは社長ともみ合いになり誤って社長に怪我をさせてしまい、お金を持って工場から飛び出します。
お金を家族に渡し、国に帰るよう伝えます。
アリ自身は行き場がなくなり再びゲームに戻ってきます。
人をだましたり傷つけたりして勝ち残ろうとする人が多い中、アリは家族を養うためにゲームに参加し、優しく純粋な性格だったため後に理不尽な死をとげてしまった事にかわいそうと嘆く声が話題になりました。
ギフンらとチームを組みゲームを乗り越える!
アリの人柄の良さは第1ゲームから出てきます。
アリは第1ゲームの「だるまさんが転んだで主人公のギフンが体勢を崩し、転びそうになったところを助けます。
動く仕草を見せればすぐにヨンヒ人形に撃ち殺されてしまう状況の中、アリはギフンの背中をつかみ不安定な姿勢ながらなんとか動かず耐えました。
自分の命をかえりみずに見ず知らずの他人を助けようとした姿にアリの優しさを感じました。
その後、それをきっかけにギフンらと親しくなり一緒にチームを組み、協力し合います。
第3ゲームの綱引きでは、アリの体格の良さを生かし最後尾で縄を支え、男性ばかり集めた相手チームに勝利しました。
サンウに騙されたアリの結末
アリは特にサンウを慕っていました。
一度ゲームから解放された際にアリはサンウと一緒に街の郊外に降ろされます。
サンウに夕食をご馳走してもらい、交通費までもらいました。
第4ゲームの「ビー玉遊び」では、お互い協力するためにサンウとペアになったつもりでしたが、まさかの勝負相手になってしまいました。
アリはサンウを慕っていたので「始めたらどっちかが死ぬので、サンウとは勝負したくない」と言いました。
そうは言っても後に引けないのでゲームを開始してみると、アリが優勢でした。
後がなくなったサンウは、「良い方法がある」と言ってアリに嘘の話をもちかけ、アリが持っていたビー玉をすべて奪ってしまうのでした。
サンウはアリに「時間内に勝負がつかなければきっとチーム戦になる。そうしたら2人で協力して戦ってここを出よう。時間内に勝負がつくか他のチームの状況を見てきてくれ」と言います。
サンウはアリを安心させるため獲得したビー玉をアリの首にかけてくれます。
信じたアリはサンウのいう通り、他のチームの偵察に行きます。
偵察から帰ってくるとサンウは居なくなっていて、アリの首にかかっていたビー玉が実は石にすり変えられていたことに気づきます。
尊敬していたサンウに裏切られたことを知ったアリは、涙を流しました。
暴力を使ってビー玉を奪った訳ではないのでサンウが勝利し、アリは撃たれて死んでしまいました。
アリの伏線?
アリがゲームに参加した理由は勤務先の工場の社長に賃金を払ってもらえなかったからです。
アリの伏線として話題になっているのが、アリは賃金を払ってくれない社長に詰め寄り、結果的にはお金を奪って逃げてきています。
そしてアリの最後はサンウにビー玉を奪われる…
この奪って奪われたことがアリのストーリーとして一連の伏線ではないかと言われています。
さらにアリは指が少ないことも話題になっており、左手の薬指と小指が途中からありません。
劇中では、第3ゲームの綱引きのメンバーを決める際に弱そうに見えるから指を隠せとサンウにアドバイスされます。
なぜ指が少ないのか調べると、アリの勤務先は工場であり、仕事中の事故で指を失ったようです。
調べていくと話が繋がっていたり、細かな設定が決められていたり見どころ満載ですね。
まとめ
本日はイカゲームに出てくるアリについてご紹介しました。
ドロドロした人間の駆け引きの中、家族を養うためやむを得ず参加した心優しい純粋なアリは見ていて応援してあげたくなります。
第4ゲームでサンウがアリに持ち掛けた話についても、まさか今更チーム選とかある?と私自身思いながら見ていましたが、必死でサンウを信じ、他のゲーム参加者のもとを回るアリの姿に胸を打たれました。
第4ゲームまでの流れが協力するような形だったので、1対1の勝負相手になるとは切ない展開でした。
まだまだアリの活躍を見たかったです。