2020年に韓国の大手芸能事務所で、TWICE、ITZYなどが所属する「JYP」と、日本の大手「ソニーミュージックエンタテインメント」の2社が共同で開催した新人発掘オーデイション「虹プロジェクト」からデビューした、9人組ガールズグループ「NiziU(ニジュー)」
約1万人超の応募者から選ばれた「マコ・リオ・マヤ・リク・アヤカ・マユカ・リマ・ミイヒ・ニナ」の9名によるグローバルアイドルグループが「NiziU」です。
ここでは「Niziu(ニジュー)の新曲チョップスティックはパクリで批判殺到?原曲は?!について、解説していきます。
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Niziu(ニジュー)の日本デビューからの足跡
2020年6月にプレデビューを果たし、12月には本デビュー、以降、数多くのタイアップ曲、ヒット曲を発表し、今年はいよいよ全国ツアーも予定されています。
まだデビュー2年ですが、その足跡を振り返ってみましょう。
2020年 6月30日 プレデビュー曲「Make You Happy」リリース
なわとびダンスがBuzzりましたね。
2020年12月 2日 デビュー曲「Step and a Step」リリース
2021年 4月 7日 2nd.シングル「Take a picture / Popin’ Shakin’」リリース
2021年 4月 7日 1st.デジタルシングル「Super Summer」リリース
2021年11月24日 ファーストアルバム「U」発表
「Chopstick」収録
2022年 4月 2日 2nd.デジタルシングル「ASOBO」リリース
2022年 7月20日 シングル「Clap Clap」リリース予定
Niziu(ニジュー)の代表曲はJYパーク作曲
これまでリリースされたNiziUの代表曲は、そのほとんどがJYPark氏によるものとされています。
そこで、ファーストアルバムのオープニングナンバーの「Chopstick」が
「なんか聴いたことがある」「盗作じゃないの?」と話題にのぼりました。
Niziu(ニジュー)のチョップスティックの作者は?
確かに、どこか聞き覚えのあるメロディーラインで、新曲といわれても違和感を覚えますね。
逆に、どこか懐かしくて、耳にやさしい曲になっています。
それもそのはず、この曲には原曲があるのです。
有名なピアノレッスン曲のオマージュ作品
ユーフェミアアレン〈1861~1948)という作曲家が1877年に書いた「The Celebrated Chop Waltz」(通称:Chopstics )という曲がもとになっています。
冒頭の部分が指2本だけで演奏できる為、箸をイメージさせるとして「チョップスティック」と名付けられました。
「オマージュ」って何?「パクリ」じゃないの?
このような手法をオマージュやリスペクトといわれ、
原作への敬意を込めて用いられる手法であり、いわゆるパロディやパクリ、盗作とは異なるものです。
「オマージュ」とは、「尊敬・敬意」を意味する単語で、芸術や文学において、尊敬する作家や作品に影響をうけて似たように創作する作品についてオマージュ作品やリスペクト作品などといわれます。
基本的に尊敬・敬意をもって作品内に取り込んでいる事が重要です。
元作品を知っている人にとって、ちょっとこころをくすぐられるのがオマージュです。
「パロディ」とは違うの?
それに対して、「パロディ」は、それに風刺や笑いの要素を加えて制作されるのがパロディです。
オマージュと違い、誰もが知っているものに手を加えて、風刺や批判、笑いに昇華していくのがパロディです、
「パクリ」「盗作」じゃないの?
「パクリ」というのは自分の利益のために模倣だけを目的として、造ったもの(行為)で、元ネタがバレると困るものなのです。
その意味で、この作品はオマージュ作品で、パクリではありません。
クラシック名曲をオマージュした作品は他にもいっぱい。
例えば、J-POPでも
・平原綾香「ジュピター」はホルストの「惑星/木星」
・ザ・ヴィーナス「Kissは目にして」はベートーベンの「エリーゼの為に」
・加藤ミリヤ「Love is …」はパッヘルベルの「カノン」
・戸川純「蟲の女」も「カノン」です
・さだまさし「男は大きな河になれ」はスメタナの「モルダウ」
・さだまさし「セロ弾きのゴーシュ」はサン・サーンスの「白鳥」
などなど、他にも多数のオマージュ曲がありますね。
まとめ
クラシックの名曲など、耳あたりがよく記憶に残るメロディは、時代が変わり、時がながれた現在のPOPS業界においても、十分に通用する楽曲ですね。
単純にリバイバルするのではなく、時代に合わせた編曲(アレンジ)を加えることで、色あせることのない新しい楽曲として生まれ変わっていく。素晴らしい文化ですね。
NiziUの楽曲もさらに生まれ変わって歌い継がれていけば良いなと思います。
今後ますますの活躍に期待したいですね。