かつて一世を風靡したK-POPアイドルのKARAを生み出した芸能事務所といえば、DSPメディアですよね!
そのDSPメディアが、2015年にKARAおよびRAINBOWの妹分的存在のガールズグループとしてデビューをさせたのが、APRIL(エイプリル)です。
様々な楽曲でファンを楽しませてきたAPRILですが、2022年1月に解散を発表することとなってしまいました。
グループの活動に大きな影を落としたのが、APRILのグループ内で「いじめ」があったのではないか、という疑惑でした。
そんなAPRILのいじめ疑惑について、改めてどんな内容だったのか、またその真相について、調べてみました。
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april(エイプリル 韓国)のいじめ疑惑の内容は?
デビュー当時からのAPRILのメンバー変遷
APRILは、デビューから解散までの間にメンバーの脱退と人数変更を数回経験しており、それが今回の件についても深く関わりを持ちます。
2015年8月、1stミニアルバム「Dreaming」でのデビュー当時、APRILの初期メンバーはソミン、チェウォン、ヒョンジュ、ナウン、イェナ、ジンソルの6人でした。
その3ヶ月後の2015年11月、突如リーダーだったソミンの脱退が発表されました。
翌年2016年、メンバーのヒョンジュが健康上の理由で活動休止をし、7か月休養を取りましたが結果的に脱退しました。
こうして4人になってしまったAPRILでしたが、新たに2人のメンバーを迎えることとなります。
新メンバーは、もともとDSPメディアに所属していたチェギョンと、レイチェルです。
再び動き出したAPRILは、その後も勢力的に音楽活動を継続しました。
メンバー間のいじめ疑惑
複数のメンバーの入れ替わりを経験しながらも、順調に活動していたAPRIL。
ところが2021年、突然グループに対していじめの告発が起こります。
オンライン上にいじめ暴露の文章をあげたのは、デビューから一年で脱退した元メンバーヒョンジュの弟でした。
ヒョンジュはAPRILからの脱退後、アイドルではなく女優としてのキャリアを選択していました。
もともと、途中で休養した理由も当初は健康上の理由とされていたものが、途中から「演技活動をするため」と発表されています。
オンライン上での弟による文章によれば、「姉(ヒョンジュ)が演技活動に集中したいという理由で休養、脱退をしたがそれは事実ではない。姉(ヒョンジュ)はグループ内で大きないじめを受け、呼吸障害などで苦しんでいた。」という真実があり、APRILメンバーが様々ないじめをヒョンジュにしていたと主張しました。
また、弟を名乗る人物の次には友人を名乗る投稿者が現れ、ヒョンジュが以下のような被害をメンバー(チェギョン、レイチェル以外)から受けたと書込みました。
- タンブラー事件
ヒョンジュが祖母からもらったタンブラーを宿舎に置いていたら、その中にチョングクジャン(納豆チゲ)を入れ数か月放置して謝罪なし
- 靴事件
ヒョンジュが新しいスニーカーを買ったら、ナウンがその靴を自分のものにしてしまい、逆に泥棒扱いされる
投稿者は、そもそもの始まりは、元APRILリーダーのソミンがヒョンジュを嫌っていて、チェウォンがソミンに気に入られたいという感情からヒョンジュをいじめはじめた、といじめの原因について、語っています。
ナウンの校内暴力暴露
「いじめ」に関しては、APRILのグループ内に留まらず、活動以前の学生時代の暴露、という名目で、ナウンが学校でいじめをしていたとする情報も出ました。
その投稿者は、一連のグループ内でのいじめ疑惑報道を受け、ナウンは小学校時代にいじめっ子であったということをオンライン上に書き込んだのです。
このいわゆる「校内暴力暴露」の影響で、ナウンは出演が決まっていたドラマ「模範タクシー」から降板する事態にまで陥りました。
深刻な状況の中、ナウンの実の姉が、ナウンを擁護し、小学校時代のいじめは虚偽であるという声明を出しました。
こちらの疑惑は家族やAPRILの他メンバーを巻き込んで長い議論の対象となりました。
april(エイプリル 韓国)のいじめ疑惑の真相は?
上述したように、APRILは2021年以降過去にメンバーがいじめをしていたという疑惑を持たれ、炎上状態になり、活動が停滞してしまいました。
結局この疑惑の終着点がどうなったのか、K-POPファンとしてはとても気になりますよね。
まず、加害者であるとされたメンバーたちは、一貫して疑惑を否定し続けました。
そんな最中、真偽を明らかにしないまま、DSPメディアはAPRILの解散を発表するに至りました。
残念ながらメンバーたちはアイドルをやめ、それぞれ芸能界で個人活動をすることになってしまいました。
そして、長きにわたったいじめ疑惑は、ついに法廷に持ち込まれることになったのでした。
加害者とされたメンバーたち、所属事務所だったDSPメディアは、元メンバーヒョンジュを虚偽事実の流布および業務妨害の疑いで訴えました。
結果としては、不送致(暴露が誹謗中傷として成立するかは証拠不十分)の判定が下りましたが、これは「主張されたいじめが事実であると認定された」という意味ではないそうです。
ただ、法律用語の解釈の難しさから、韓国世論ではいじめの事実が公式に認定されたと思い込む声も大きく、いまだにいじめをしたグループだというイメージはメンバーから払拭されていない風潮もあるようです。
まとめ
以上、DSPメディアのガールズグループAPRILのいじめ疑惑とその内容についてでした。
読んだ皆さんは、どのように感じられたでしょうか?
内容としては、元メンバーのヒョンジュが在籍中メンバーからいじめを受けたという主張があったこと。
また、個人活動が多く、大衆人気のあったナウンが、小学生時代いじめをしていたという暴露を同級生からオンライン上に書き込まれたこと。
上記の2つがAPRILに降りかかったいじめ疑惑騒動の内容でした。
この論争は、両者で法廷での争いにまで発展しましたが、現時点において、いじめは事実としては認められていないようです。
一連の出来事は、K-POP業界で一時期加熱した「いじめ暴露」の余波を感じる騒動でした。