兄の行方を突き止めはしたが、更なる謎に困惑するジュノ。
プレーヤーも主催者側も【平等】だとするフロントマン。
彼曰く、皆には最後のチャンスを【平等】に与えられるという。
その均衡が崩れた時に待ってるのは【死】であった。
削られていくプレーヤー達に待ってる第4ゲームは一体何?
イカゲームの6話がはじまるのであった。
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イカゲームの6話のあらすじとネタバレ
【見せしめ】
ミョンギらの行為と29番(ジュノ)の行方を追うために、
部屋の中央へ集められたプレーヤー達。
実はイルナムはおねしょをしていた。
見かねたギフンは自分の上着をそっと腰に巻くのであった。
不穏な空気のまま第4ゲームは決行となった。
プレーヤー達はゲーム会場へと向かった。
ギフンが顔を上げると衝撃的な光景が目に留まった。
ビョンギ他臓器売買に関わったマスク男達が吊るされていたのだ。
驚く面々に主催者側からの注意喚起とお詫びが伝えられる。
動揺を隠せないドクスの表情をミニョは見逃さなかった。
【潜入捜査】
ジュノは資料を撮影し証拠を揃えていた。
そして電話が鳴った。
フロントマンが部屋に戻り、電話を取った。
電話の相手は【VIP】
流ちょうな英語で、問題が起こったが次のゲームは行えるという事。
また、いずれ【VIP】が会場に来るという事を示唆していた。
電話を離れたフロントマンを確認したジュノは電話を手に取り、
『112』『119』と緊急連絡番号にかけてみたが繋がらなかった。
そして、受話器を置いたのだった。
【パートナー探し】
広場で集まったプレーヤー達に次のゲームの説明が行われた。
ゲームをしたい相手を見つけて『ペア』になりチームを作るという事だ。
ミニョは執拗なアピールでペアを探すが誰にも相手にされない。
サンウはアリをパートナーに選んだ。
そして、部屋には次から次へとペアが出来ていた。
イルナムはギフンのほうにやってきたが丁重に断った。
するとイルナムはギフンに自分の上着を渡しこう言った。
『服はちゃんと着ないと、みんなから見下されてしまうぞ』
ギフンはイルナムの上着を手にし、何かを教えられたかのように上着を見つめた。
残り時間は5分を切っていた。
ジヨンはスギョンにペアを組もうと持ち掛けた。
最初は躊躇するも、ジヨンのどことない熱意に押されて握手する。
ギフンは数学者を名乗る男から執拗に迫られる。
人数が減り一人あぶれてしまう事を諭されると、その後どうなるのか尋ねる。
男はあぶれた人間は殺されると言う。それはイルナムだろうと。
部屋の片隅で一人膝を抱えて座り込むイルナムが居た。
誰からも声をかけられず、怯えているようにも見えた。
時間切れの直前に手を差し出すものが居た。 ギフンだった。
ミニョは焦っていた。
自分が詐欺師だと自慢していたからなのか、目立ちすぎたのが仇になったようだ。
とうとう誰ともペアになれないまま、マスク男に囲まれ連れていかれた。
【第4ゲーム≪ビー玉遊び≫】
第4ゲーム会場はどことなく懐かしい街並みを再現した部屋だった。
各ペアにそれぞれスタッフが付き案内されるまま進むプレーヤー達。
それぞれがタッグを組んで試合をすると意気込んでいた。
街並みを懐かしむイルナムに同調するギフン。
そうこうしてるうちにマスク男からそれぞれポチ袋を渡された。
中にはビー玉が入っていた。
二人は昔のビー玉遊びを懐かしみ、どちらも得意の遊びであったと言った。
イルナムは
『二人でカンブの契りを交わそう』と提案。
二人は小指と親指を合わせ≪カンブの契り≫を交わしたその時アナウンスが流れる
『今回のゲームは各自が手持ちのビー玉を使って今となりにいるパートナーと試合を行って、相手のビー玉を全て奪ったら勝ちとなります。』
各プレーヤーの表情がみるみるうちに変わっていった。
イルナムだけはビー玉を光にあてて楽しそうだった。
【それぞれのゲーム】
ゲーム内容は各自が自由に決めて良い。
サンウとアリは奇数か偶数かを互いに当て合うゲーム。
一方ドクスと278番はすっかり形勢が逆転関係となっていた。
イルナムはゲームをしようとせず、まるで街を徘徊してるかのようにウロウロし始める。
ギフンはゲームが進まないので気が気でない。
イルナムはまるで認知症にでもなったかのようだった。
ジヨンとスギョンは一回でゲームを終わらせることにした。
急かすスギョンにジヨンはギリギリまで話をしようと提案した。
どうせ、どちらかが死ぬなら誰にも話せなかった事を話そうと。
それぞれの別れ【ドクスと278番の場合】
ドクスは焦っていた。
278番がじわりとビー玉を増やしていく。
いつの間にか、態度も変わっていた。
このピンチにドクスはゲームの内容を変えろと要求。
今のゲームは278番の提案のものだったからだ。
278番は拒むが、皆平等だろ?と
ドクスの提案はゴルフのようなものだった。
穴の中にビー玉が入れば、入らなかった玉をそう取り出来るというもの。
出だしは上々だった。
いよいよ終盤戦。
ドクスのビー玉は残り1個。穴に向けて放り投げるが外してしまう。
278番は一つ残してしたり顔。
最後の玉を投じた。
玉は穴に向けて進んで行く。
しかし、あろうことかドクスの玉に当たってそのままドクスの玉が穴の中へ。
ドクスは雄たけびをあげる。
間一髪、ゲームに勝った。
278番は逃げ惑うが、もちろん無残にも機関銃の雨を浴びることになった。
それぞれの別れ【サンウとアリの場合】
奇数偶数当てゲームは圧倒的にアリが優勢。
焦るサンウは突然アリに掴みかかる。
しかし、暴力でビー玉を奪うのはルール違反なのだ。
マスク男の監視の中、冷静を取り戻すサンウ。
そこでアリにある提案を持ち掛ける。
このゲームは30分以内に勝負がつかないペアが出るはずだと。
最終的にそのペア同士でゲームをして玉を総取りすると言うものだった。
手分けしてそういったペアを探すことに。
ただ、アリの手持ちのビー玉を心配して袋を首にかけるように細工をした。
それは自分のTシャツを破いて紐を作ったものだった。
その時、どこからか銃声がした。
目を反らしたアリの隙を見て、脱ぎ捨てたジャージに袋を隠す。
そこで、袋をすり替えていた。
アリは言われた通り、ペアを探しに行った。
サンウはアリのビー玉の袋に自分の1個を入れ、マスク男に突き出した。
暴力は使ってないから反則ではないと。そしてゆっくり歩き出す。
約束の集合時間はゲーム終了3分前。
アリはその場所に行くが既にサンウの姿は無かった。
出口に目を向けるとサンウの後姿が。
アリが首に吊るした袋を開くと、そこには小石が入っていた。
花壇を見ると、抜き取られた跡があった。
目に涙をためたアリはそのまま銃弾を浴び倒れていった。
それぞれの別れ【スギョンとジヨンの場合】
ジヨンはスギョンの家族の事を聞き出した。
スギョンの家族は脱北の際に、父は撃たれて死亡。
母は川に流されてしまい、そのまま北に連れていかれた。
何故このゲームに参加したのかを問われると、
養護施設に預けてる弟と一緒に住み、母を北から連れ戻すためだと。
それから夢は済州島に行く事と言った。
続けてジヨンはスギョンに死体を見たことはあるのかと尋ねる。
昔村で伝染病が流行り、軍人が死体を次々と焼いていた。
その中には、祖父祖母それから兄まで居たと言う。
ジヨンが続ける。
最初に見た死体は、学校から帰った時に倒れていた母だった。
その側には包丁をもった父が立っていた。
次に見たのは父親だった。刺したのはジヨン。
ジヨンの父は日ごろから母に暴力をふるい、ジヨンにはレイプしていた。
職業は牧師。
暴力の後は、必ず神に祈りを捧げていたのだ。
2人の1回勝負のゲームが始まる。
壁に向かってビー玉を投げて、より壁に近いほうが勝ちというもの。
最初は番号が早いという事でスギョンから。
スギョンが投げたビー玉は壁から約50cm。
そして、ジヨンの番になった。
ジヨンは手前にポトリと落とす。
スギョンはその行為に怒りを露にする。
掴みかかるとジヨンは応えた。
自分はここを出ても未来がないと。
ここを出て家族を取り戻すスギョンが勝者にふさわしいと諭す。
涙を流し受け入れるスギョン。
そのまま出口へと歩き出すと銃声が。
初めてできた友との時間はあまりにも短いものだった。
それぞれの別れ【ギフンとイルナムの場合】
ギフンとイルナムも奇数・偶数の当て合うもの
イルナム優勢で進む中、様子がおかしくなってきた。
認知症のような症状をみせるのだ。
ズルが苦手で不器用なギフンだが、試しに嘘をついてみる。
イルナムは素直に受け入れていく。
徐々にギフンが攻勢になり、いよいよ全てのビー玉を手にした。
イルナムはもう一度遊びたいと言い出すが、ギフンも心を鬼にして拒んだ。
そうすると、ポケットに1つだけ残っていた玉を取り出してきた。
焦るギフン。
すると、イルナムはギフンを置いて歩き出した。
昔を懐かしむように街を歩いていく。
ますます焦るギフン。
イルナムはまるで徘徊するように歩き続ける。
すると、昔の自分の家によく似た場所を見つける。
そこで、家族との生活を懐かしむように語りだした。
ギフンはゲームをしようと懇願する。
すると、イルナムは正気を取り戻したかのように呟いた。
『それじゃあ、全部賭けてやってみようか?』
ギフンは憤慨するが、実はイルナムはお見通しだった。
何も言えないギフンに優しく手を差し伸べた。
自分のビー玉を手渡したのであった。
『俺たちは≪カンブ≫だろ?
≪カンブ≫同志は何でも一緒だ』
涙を流すギフンの手の中のビー玉をゆっくり包んだ。
抱き合う2人。
そして、イルナムはこう言った。
『大丈夫だ!きっと全て上手くいく。』
ギフンはイルナムの元を離れてゆっくり歩き出す。
マスク男が銃を突きつけていた。
涙を流しながら出口に向かう背中で銃声が響き渡った。
7話につづく
イカゲームの6話のおじいさんは何者なのか?考察する。
ギフンとおじいさん(以下イルナム)の関係は偶然?
ギフンがこのゲームに参加して最初に話しかけたのはイルナムでした。
そして、一度は街に戻ったが偶然遭遇したのもイルナム。
また、ゲームに舞い戻った時に最初に話しかけたのもイルナムでした。
ギフンは何かとイルナムを気にかけて居ました。
他のプレーヤーはどちらかというと邪険に扱ってました。
ただ、人が良いギフンにとっては放っておけない存在だったのでしょう。
ここまでイルナムの存在がギフンに大きな影響を与えています。
ターニングポイントに必ず存在していたのです。
偶然とは言い難い何かがありそうですね。
イルナムは何故認知症のフリをした?
イルナムはゲーム中認知症のフリをします。
その兆候は5話のラストシーンでのおねしょから始まってました。
そこに気がついたのはギフンだけで、その事実を隠してあげてます。
ゲームが始まると徘徊するかのように歩き出し、中々ゲームをさせて貰えないギフン。
しかし、いざ始めると優勢に進めていきます。
勝ちが見えてきたところで、また認知症の症状が出ます。
ギフンが勝ちを確信した所で、ポケットからビー玉が。そしてまた徘徊。
まるで、ギフンを試しているようにも見えます。
ギフンが勝者に相応しいかどうかを見極めてたのかもしれません。
イカゲームの6話のセビョクとジヨンの友情に泣ける
セビョクは脱北者で家族を残してゲームに参加してます。
ゲームで賞金を手にして再び一緒に過ごせる日を夢見てるのです。
一方でジヨンは父親殺害で刑務所から出てきたところで名刺を渡されます。
何の目的もないまま参加したので、どことなくやる気がなく見えたのでしょう。
二人に共通するのは、形は違えど他人とは異なる壮絶な過去でした。
最初にセビョクが声をかけた時から、そんな雰囲気を察したのかもしれません。
ゲーム中にお互いの話をすることで、ようやく何者なのかを分かり合えます。
恐らく二人には親友と呼べるものがなったんだろうと推測されます。
ようやく友達になれたのに、無情にもゲームが始まるのです。
しかし、ジヨンが半ば棄権する形であっさりと終わってしまうのでした。
これまでセビョクは≪勝ち≫への執念が強いものでしたが、初めて真逆の感情をみせます。
その感情こそ、初めて生まれた友情からくるものでした。
ジヨンも同様に友情を感じての行動だったのです。
セビョクの夢を誰よりも叶えてあげたいという。
そこは自己犠牲とはまた違ったものがありました。
本当は、ここを出て一緒に済州島に行きたかったんでしょう。
イ・ビョンホン主演の映画も一緒に見たかったでしょう。
ただ、それ以上に初めて親友ができたことが嬉しかったんでしょう。
最後に銃弾を受けますが、笑顔だったのがその事を物語ってます。
このゲームで唯一笑顔で去ったプレーヤーでした。
イカゲームの6話の悲しい結末
第4ゲームはタッグマッチと匂わせてましたが、まさかのペア同士での対決となりました。
ペアを組んだのは、ゲームにおいて仲がよくなった者同士がほとんど。
中には夫婦で生き残った者も居ました。
誰もが自分が生き残りたいと思ってます。
せっかく芽生えた感情をすべて否定してこそ勝者になれるのです。
その矛盾に苦しみながらも、相手を騙し裏切るような行為も行われました。
最後までサンウを信じたアリは負けました。
故郷に居る両親と韓国にいる奥さんと幼い子供を残して死んでいきました。
散る前にみせた涙はどんな感情だったのでしょうか?
信じてたサンウに裏切られた悲しみなのか?
それとも、残された貧しい家族に会えなくなる悲しみなのか?
もしかしたら、最後に目にした小石のような心の小さが垣間見えたサンウを哀れんだのかもしれません。
イカゲームの6話の感想とまとめ
6話は見どころ満載でした。
色んなデスゲーム作品がありますが、必ずと言って良いほどそこに新たな友情≪ガンボ≫が芽生えます。
しかし、生き残るためにはそんなものは必要ないと言わんばかりに裏切りが生じます。
お人好しのギフンですらズルをしてしまいます。
イルナムはそんなギフンの事を見透かしたかのような行動でしたね。
結局、勝者は一人なんだという現実を突きつけて、今後どうするのか?という事なのかもしれませんね。
友情と別れが入り混じった6話はイカゲーム中でも非常に内容が濃いですね。
いよいよ話は佳境を迎えていきます。
ジュノの兄探しの操作はどこまで進展するのか?
ゲームも残すところあと2つ。
一体どんなゲームが待ち受けているのか?
期待の7話を乞うご期待!