世界的な人気を誇るBTS(防弾少年団)。
今では、「韓国男性アイドルといえばBTS」とK-popを詳しくない人でもわかるほどのグループですよね。
そんな彼らも最初から順調なアイドル人生を歩んできたわけではなく、デビュー前、辛い練習生としての下積み時代がありました。
今回はそんなBTSの下積み時代からデビューまでのきっかけを詳しく紹介していきます!
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BTSデビューまでの道のり
BTSメンバーの辛い練習生としての下積み時代
そもそもBTSが所属している事務所は韓国の三大芸能事務所と呼ばれるSM・JYP・YGではなく、2005年2月1日にパン・シヒョク氏によって設立されたBig Hitエンターテインメント(現在はHYBE)という事務所です。
設立当時は有名な歌手が所属しておらず、いわゆる弱小事務所でした。
BTSはオーディションでメンバーを集めましたが、コンセプトの路線変更などにより何度かのメンバー変更を繰り返し、現在の7名となりました。
設立されたばかりの小さな事務所には練習生へ投資する十分な資金がなかったため、狭い練習室でみんなで寝泊まりするなど、決して恵まれた環境ではなかったそうです。
さらに、練習生時代は、辛い練習の日々に加え、家族と会えない辛さや食事制限により自分の好きなものを我慢する辛さ、無事にデビューできるのかという不安などを抱えた日々を過ごしていました。
当時のことを振り返るとメンバーも涙を流してしまうほど、辛い練習生としての下積み時代だったようです。
BTSメンバーそれぞれのデビュー秘話を年齢順にご紹介!
そんな辛い練習生時代を乗り越え、6月13日、BTSは7人組のヒップホップアイドルグループとしてデビューを果たしました!
では、それぞれのメンバーはどんなきっかけでチームに入ることとなったのでしょうか?
ジン(デビュー当時日本年齢で20歳)
俳優を目指し建国大学の映画芸術学科へと進学したジン。
大学への通学途中、BigHit関係者から路上でスカウトされ、オーディションへ挑戦。アイドル練習生になるまでは歌もダンスも未経験でしたが、人一倍の努力により見事デビューメンバーに!
ユンギ(デビュー当時日本年齢で20歳)
地元の大邱でヒップホップグループのプロデューサーとして活動していたシュガ。
当時活動していたアンダーグラウンドの環境を、自分が有名になることで良いものに変えたい!と思い、公開オーディションへ参加。見事2位で合格し、デビューすることになりました。
ホソク(デビュー当時日本年齢で19歳)
オーディション参加前から地元の光州ではすでにダンスが上手な事で有名だったホソク。
オーディション中、審査員がいなくなっても休まず2〜3時間踊り続けていたことが決め手でキャスティングされたそうです!
ナムジュン(デビュー当時日本年齢で18歳)
もともとアンダーグラウンドで活躍していたナムジュン。
ラップの実力をパン・シヒョク氏が見出し、事務所に入所。パン・シヒョク氏は「この子を絶対にデビューさせなければ」と、ナムジュンを中心としたチーム作りが開始されました。
ジミン(デビュー当時日本年齢で17歳)
釜山芸術高校の舞踊学科に首席として入学するほどの実力者だったジミン。
ダンスの先生の勧めでオーディションを受け、練習生に。練習生になった頃には、すでにチームのメンバーや各ポジションなども決まりかけていたという中、選ばれるためほとんど寝ずに練習し続け、見事デビューを獲得した。
テテ(デビュー当時日本年齢で17歳)
デビュー前の夢はサックス奏者で、3年近く習っていたテテ。
地元の大邱で行われたBigHitの非公開オーディションに、友人が受けるためついて行ったときにスタッフに薦められ受けた結果、そのオーディションでの唯一の合格者になりました。
秘密兵器としてデビュー直前までビジュアルが公開されませんでした。
ジョングク(デビュー当時日本年齢で15歳)
韓国の有名オーディション番組で落選したものの、7つもの事務所からオファーを受けたジョングク。
その中のBigHitに見学に行った際、ラップを歌うナムジュンのカッコよさに衝撃を受け、入所を決意。ダンスパフォーマンスを磨くため、約2ヵ月間、メンバーから離れアメリカへレッスンに行っていたそうです。
BTSはデビュー当時の悩みは「売れない」だった?!
BTSのデビュー曲を解説!
BTSのデビュー曲は〈NoMoreDream〉。
メンバーのやりたかったという”ヒップホップ”で念願のデビューを果たしたものの、周りからは『三流』『プロダクションが小さいから売れない』『ありきたりの弱小アイドル』などの批判の声。
ヒップホップ色が強く、一般層には受け入れられにくい部分があり、人気が出るまでに時間がかかりました。
〈NoMoreDream〉は“お前の夢はなんだ?”と問いかける強いメッセージと韓国の学歴社会を風刺した曲です。
「自分を偽りながら良い子を演じたままでは、本当の自分が見ていない」と、自分の夢を追いかけることの大切さが伝わってきます。
最後は若者に向けた応援歌として締めくくっており、「ほかの人の言いなりではだめ。自分で進みたい道は自分で選ぶことができるんだ」というメッセージに勇気づけられる歌詞になっています。
まとめ
世界的に大人気韓国男性グループBTS(防弾少年団)のメンバーも、それぞれのきっかけがあり、辛い下積み時代を経て、デビューに至ったんですね。
そんな大変な経験を持つ彼らだからこそ、強烈なメッセージ性で多くのファンを魅了しているのでしょう。
今後も彼らが作り出す曲や世界観が楽しみですね!